弁膜症
以前、「躍動する頸動脈」について書きましたが、今回は「膨隆する頸静脈」です。 頸静脈が座位でも収縮期(収縮後期)に膨隆して見える患者さんがおられました。触れてみれば頸動脈の拍動ではないとはわかりますし、下の動画のように、下から上へ向かって隆…
ESC2020より、Popular-TAVI試験。やはり、NEJM同時掲載です。 TAVI後の抗血栓療法は明確なエビデンスがないまま、DAPT(アスピリン+クロピドグレル)が推奨されてきました。この、POPULAR-TAVI試験では、AS患者さんに対してTAVIを施行前日までに、アスピリン…
刑事コロンボというドラマが好きでした。そのなかに「忘れられたスターFORGOTTEN LADY」というお気に入りのエピソードがあります。 昔,一世を風靡していたのに、今やすっかり忘れられてしまった元スター女優の悲しい物語です。 本日は、かつてのスター弁膜…
症状がある場合を「症候性 symptomatic」、ない場合を「無症候性 asymptomatic」といいます。最近、「有症候性」という変な用語を見聞きするようになりました。 不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版)では、ブルガダ症候群、早期再分極パターン、早期…
頸動脈拍動でいろいろなことがわかります。体表面から拍動が勢いよく見えたら、大動脈弁閉鎖不全症か高心拍出性心不全(甲状腺機能亢進症など)を疑います。立ち上がりが早い(速脈)、振れ幅が大きい(大脈)頸動脈波です。このように躍動するような脈をCor…