What's up? Cardiology

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ステント血栓症発症例のステント留置時のOCT所見は?

ステント血栓症発症時のOCT所見についてはいくつも報告がありますが、さかのぼってステント留置術を行った時点でどのような所見であったかについて検討した報告はありませんでした。奈良医大の経堂先生らによる論文「Post-Stent Optical Coherence Tomograph…

心エコー図検査を行う前には聴診を!

心エコー図検査を行う前には聴診を! これは、恩師である吉川純一先生の教えです。吉川先生は技師にもこのことを実行するよう指導しておられました。吉川純一先生のフィジカルイグザミネーションのエッセンスは下記の著書にまとめてあります。 私自身がこの…

甲状腺機能低下症のWoltman’s sign

最近、甲状腺機能低下症を診る機会がありました。その時は忘れていましたが、そういえば腱反射の戻りが遅いと昔習ったようなかすかな記憶が。これがアキレス腱反射遅延ですが、Wottman's signという名称は知りませんでした。 A 53-year-old man presented wi…

低体温のJ波(Osborn波)

低体温症の患者さんがおられました。心電図をみると典型的なJ波(Osborn波)が! J波について、詳しくはこちらの総説で。 Osborn (1953)の原著Am J Physiol. 1953 Dec;175(3):389-98. はこちらです。

血管内イメージング最前線

雑誌「Medical View Point」の2021年1月10日号に特集「血管内イメージング最前線」が掲載されました。岐阜大学の佐橋勇紀先生が「冠動脈プラーク組織性状診断」について執筆してくれました。他にも神戸大学の大竹先生、豊橋ハートセンターの寺島先生、済生会…

Heart View 2021年2月号「Physical examination 身体所見を学び,経験を重ね診療に活かす 」

室生卓先生の編集による、雑誌「Heart View」2月号「Physical examination 身体所見を学び,経験を重ね診療に活かす」です。吉田珠美先生が「心不全のトリアージ」という項を執筆してくれました。

第31回日本心血管画像動態学会 開催

本日からオンラインで第31回日本心血管画像動態学会が開催されます。思い起こせば昨年の本学会が現地で参加した最後の学会だったかもしれません。